【海外の】実話系・恐怖体験談④【怖い話】

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海外掲示板から厳選した、10の現実的な恐怖体験談をご紹介。

翻訳元:What’s the scariest true story you’ve heard or told ?|reddit.com

1. スピードバンプ

私が昔働いていた大通りから外れた場所で、バスの下に潜り込んで『タダ乗り』する事にした男がいた。

そのバスはスピードバンプの上を通って男は落下、最終的に後輪に巻き込まれてしまった。運転手が異変に気付くまで、彼の体は5ブロック引きずられた。

警察が到着した時その男はまだ生きていたが一時間後に亡くなった、とうちの店の常連だったある警官が教えてくれた。話によれば、彼の背中は一面削げ落ちていて脊椎が露出していたらしい。

事後にその道を車で通ったけど、5ブロックにわたって点々と続く真紅の血の染みをまだ目で見る事ができたのを覚えてる。

まったく恐ろしい。

※スピードバンプ=防止帯。ハンプともいう。

2. 写真を撮る男

これは義姉が11歳か12歳の時に彼女の身に起こったこと。彼女の一家はトレーラーパークに住んでいて、通りを行ってすぐのところに最寄りのバス停があった。
義姉は毎朝、トレーラーの中から彼女や友達の写真を撮る男の姿を目撃していて、気味悪く思っていたので、その男の行動や、そいつがどのようにして窓際に突っ立って自分たちを凝視しながら写真を撮っているかを母親(私の義母にあたる)に伝えた。
それで母親が通報したが、警察は何もしなかった。

警察が何のアクションも取らないままそれが2週間ほど続いて、義姉はバス停でスクールバスを待つのを怖がるようになり、母親が再び警察に通報した。今回は、警察が実際にその変態の家に到着。
驚くなかれ、壁一面を埋め尽くす義姉や近所に住む他の幼女たちの写真、それに児童ポルノの画像が発見された。その男が手錠をかけられ、パトカーに誘導されて行くのを義姉一家や他の家族は遠巻きに見ていたらしい。

3. 瞼の炎症

この話は前にもした事がある。
眼科医の自分のもとに、他の眼科医二人が治療に失敗したという眼瞼炎を患った患者がやって来た。
その医者たちはあらゆる種類の薬を用いたが、まったく良くならなかった。この時点で大量に薬を使用していたのにも関わらず、患部は何週間も改善することなく腫れ上がり、痛みを生じさせていた。

どうやら、どちらの医者も瞼を裏返してみようとは考えなかったらしい(子供の頃いたよね?上瞼をひっくり返すあのキモい技やる奴)。彼女のパンパンに腫れた瞼でするには辛い行為であるといえば、説明がつくかもしれない。

とにかく、そこの組織の内部には明らかに濃いねばねばした物質を伴った膿瘍のようなものがあり、そいつを軽く突いてみると動くのがわかった。
膿瘍ではなく何か別のものだった。俺は簡単にそれをまるごと切除する事に成功。

ハエの幼虫だった。

この『炎症』にかかる数日前、目に虫が当たってきた事があったと患者が教えてくれた。

幼虫を取り除いて2日以内に傷口は塞がり、基礎的な抗菌目薬で彼女は100%回復した。

気になるといっていた人達へ―イエス。この件で撮った写真を持っているよ。

要約版:患者が瞼に虫の卵を産み付けられ、俺が幼虫を取り除いた。

4. 脳手術

およそ3年ほど前に脳手術を受けた。時間の概念を失った。たった3日間が4ヶ月くらいに感じた。私が味わった身体的、精神的、そして感情的苦痛の量といったら、尋常じゃなかった。記憶の全てを探し出さないといけなかったし、歩く、話すといった事を全部学び直さないといけなかった。
あなたが何か本物の恐怖体験をしたいっていうなら、これね。

5. 告知

俺のHIV物語。

ガールフレンドのところへ行くために初めてのコマーシャルフライトに搭乗していた俺、具合が良くなかった。飛行機を降りるとなんとかホテルへ辿り着いたが、それから数日間ずっと吐き気と下痢に襲われ続け、ついに病院へ行くことを決断。

何時間も待たされた後、部屋の中へ入れられた。それから暫くしてマスクとグローブを着用したアジア人女性が部屋に入ってきた。
その人は「部屋から出てください」と俺のガールフレンド(ベアトリスと呼ぶ事にしようか)に告げた。
「いや、彼女はここにいてもらって大丈夫です」と俺は言った。医者はまだ俺の方を見ずに、ベアトリスの方を振り返った。

「あなたは出ていた方がいいと思うわ」

俺はベアトリスを見つめて言った。

「外で待っててくれる?」

ドアが閉まると同時に医者がこう言った。

「あなたはHIVです」

俺の頭は問題を解決しようと高速回転を始めた。

「俺がエイズなわけないよ。ベアトリスと付き合う前に検査してクリーンだったんだ」俺はそう言った。

医者は目を合わせるのを避けながら、「あなたはHIVです」とまた言った。俺は自分の手のひらを見つめた。人生で初めて手汗をかいていた。かなりの汗を。俺はもう一度言った。

「そんなわけないんだって。ちゃんと検査してるんだから」

医者はページをめくって俺の名前を尋ねてきたので、それに答えた。するとついに医者は俺と視線を合わせた。

「すみません、カルテを間違えてました。連鎖球菌性咽頭炎と喉頭炎ですね」

世界が終わるのと、その後に人生最大の安堵を感じたのを覚えてるよ。

事の顛末をベアトリスに話した時、彼女はぎこちなく笑って言った。

「でも、エイズじゃないんだよね?」

未だにこの話をすると、かなりの人が言うよ。「でも、エイズじゃないんだよね?」てさ。

もちろん全然違うわ!

6. お向かいさん

今よりだいぶ若かった頃、大家族のお宅から通りを挟んで向かいの家に住んでた。
お向かいさんには妻と5人の息子がいた。ある夜、彼は家族全員をリビングルームに連れて来て一列に並ばせると、ソファの下からショットガンを取り出して自分の頭を撃ち抜いた。そこの子どもたちはおかげで残りの人生めちゃくちゃに。

7. 探検

ある日、子供だった私はイトコと一緒に家の近くの森を探検してた。その森は丘の上にあったんだけど、世界大戦時(ドイツ)に投下された爆弾のせいで複数のクレーターができていた。
そのうちの1つの底の方にバックパックが落ちているのを見つけた。私たちは下におりようとしたんだけど、ちょっと急勾配だった上に滑りやすかったので、落下する危険を犯したくなかった。
また後でロープを持って戻ってこよう、と打ち合わせて私たちは帰宅した。

翌日、例の森で少女の遺体が入ったバックパックが発見されたというニュースが流れた。犬の散歩をしていた男の人が発見したんだけど、その前に犬がクレーターの縁でバックパックを見つめたまま、狂ったように吠え続けていたらしい。その後、私たちは森を探検するのをやめた。

8. 信号無視男の正体

犬の散歩中に青信号で横断歩道を渡っていたら、男の車が信号無視で突っ込んできて、俺と犬を轢きかけた。
「バカヤロー!」と俺が怒鳴るとそいつは急ブレーキを踏んでUターンし、俺の進行方向にある駐車場に入って行った。

近づいていくと、その車にイリノイナンバー(自分はペンシルベニア在住)のプレートがついているのが見え、そいつは言った。

「バカヤロー呼ばわりするなら相手は慎重に選ぶ事だな。俺は人を殺してるんだぜ」

俺はひたすら歩き続け、そいつの車は走り去っていった。

翌日、スプリーキラーのアンドルー・クナナンが、うちの地元のガソリンスタンドで盗まれたクレジットカードを使ったという話を聞いた。
俺がバカヤローと呼んだのは100%奴だった。

※スプリーキラー(Spree killer)とは、短期間に複数の場所で2人以上の殺人を行った連続殺人犯の事をいう。

アンドルー・クナナンはアメリカのスプリーキラー。被害者5名の中にはファッションデザイナーのジャンニ・ベルサーチも含まれており、有名デザイナーの殺害事件は世界に大きな衝撃を与えた。
この事件を題材に制作されたアメリカン・クライム・ストーリーの第2シーズンが2018年にFOXから放映されている。

9. 呪いの発現

実話。

昔は泳ぐのが好きだった。スノーケリングやスクーバダイビングに行ったし、飛び込みをした崖も2~3箇所ある。

18歳ぐらいの時にネクロノミコン(ラヴクラフトの短編集で、ホンモノの方じゃない)を読んで良い感じにビビらせてもらい、そんな自分の馬鹿さ加減に笑ったものの、その後も普通にいつも通りの生活を送っていた。

翌年の休日にクレタ島へ行き、初日に父親と一緒に海へ飛び込んで水中深く沈んだ。驚いたことに、脚を何かがくすぐるのを感じた。海藻は届かない位置だったし魚が見たかったので、正体を確かめる為に深く潜った。

触手だらけだった。あらゆるところが。光る目、鋭い口吻、それに吸盤のついた触手を見せつけられて、あまりのショックで私は激しいパニック状態に陥り、水中で呼吸をしてしまって酸素を失った。

幸い、父が私を岸辺まで連れて行ってくれたんだけど、彼は何も見てないわけだから一体何が起きたのかわからなかったはずなのに、突然ものすごく険しい表情になった。

病院へ行った。私は一族の呪い――統合失調感情障害の犠牲者である事がわかった。兄弟や母親と違ってその病気になっていなかった父は、私も大丈夫だと思い込んでいた為、愕然としていた。

初期に見つかったものの、当時この新事実は、突然宙に投げ出されるという私の生活の様々な場面へ導いた。私の人生にいた全ての人々は偽物になり、思っていた事は妄想で、気分の波によって感情を爆発させてしまう。

今はずっとマシになったけど、今でも水の中には入らない。

10. ブギーマン

当方、推理小説家。ある時インタビューしていた女性が、それとは関係のない、子供の頃に彼女の身に起きた恐怖話をしてくれた事があった。

10歳くらいの頃に睡眠障害に陥っていた彼女は、ブギーマンが自分のクローゼットの中に住みついていて、夜中にじっと自分を見つめているという想像をしていた。毎晩階下にいる両親のもとへその事を伝えに行く彼女に、父親はブギーマンなんか存在しないし、ベッドに戻るべきだと言った。

まあ、それから同じ事が何度も起こって父親はうんざりしてしまったんだな。それでその夜、彼女をベッドルームまで連れて戻り、電気をつけて「ブギーマンなんていないって証明してあげるよ」と言うと、クローゼットの扉を開けに行った。
しかし、向こう側で何かが邪魔をしていて開かない。娘を部屋から出して無理矢理扉をこじ開けた父親が中で見つけたのは、一人の男だった。そいつは毎晩、クローゼットの中に立って彼女を見る(多分他の事も)為に家に忍び込んでいたという。

そいつは父親にボコボコに殴られた後、刑務所行きとなった。
女性にインタビューした後でそいつの事をネットで調べてみた。最近になって仮釈放されたが、週イチの定期チェックに顔を出してなかった。逮捕状が出されてはいるものの、もうそいつがどこにいるのか誰も知らないようだった。

補足:皆がソースを尋ねてきたので。何年ぶりかでそいつの名前をググったらグッドニュース、そいつはまた収監されてたよ

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