海外掲示板で盛り上がっていた、子供の取った不気味な言動を語るスレをまとめました。
翻訳元:Parents of Reddit, what’s the creepiest thing that your child has said/done?|reddit.com
1. ポピー・アール
長男が3歳か4歳の頃、3ヶ月くらいの間ずっとおかしな事が続いていた。
うちでは寝る前に、おもちゃを全部おもちゃ箱の中に片付けるようにしてたんだけど、朝になると毎回それがまた外に出てるんだよ。ブロックやら電車、その他うるさいおもちゃがさ。とりあえず、何でおもちゃが全部外に出てるのか息子に聞いたよ。そしたら、暗くなると『ポピー・アール』が遊びに来るんだ、って言うわけ。
田舎のポツンと一軒家に住んでたもんだから、これにはビビった。
プラスチック製のおもちゃがぶつかる音が聞こえないかと、何度も夜遅くまで起きて待ってたけど、何ひとつ聞こえてこなかった。
常に息子の様子を見守るようにして、この『ポピー・アール』が何者なのかを繰り返し尋ねた。彼は窓から飛んで入ってきて、息子を起こしてブロックで一緒に遊ぶのだと教えてくれた。
ドアと窓は毎晩施錠してたし、その人物は実在せず、最終的にはこの現象もおさまった。
あれから何年も経った今となっても鳥肌が立つけどね。
2. 母思い
今日、嫁が鳥にフンを落とされた。当然ながら彼女はハッピーじゃなかった。ところが、うちの4歳児の反応は更にその上を行った。
4歳児「なんて悪い鳥なんだろうね、ママ」
母親「ほんとね、ママの上にうんちしちゃうなんて」
4歳児「もし見つけたら、ぼくが捕まえてあげる」
母親「あら、優しいのね」
そして息子は、これ以上ないってくらいの顰め面でこう言った。
「あいつの足をもぎ取って、それからもう飛べないように羽根をむしり取ってやるんだ」
最高に不気味!とかじゃないかもしれないけど、超残酷。
3. 赤く光る目
4歳のうちの娘が夜中にトイレに行く音が聞こえた。何も問題はないか確かめるために自分も起きた。またベッドに寝かせる前に娘にハグをしようと、子供部屋の前の廊下で膝をついた。
ハグをしていると、娘は暗い廊下の先をじっと見つめながらこう言った。「赤く光る目をしたウサギさんたちが見える」
そっちを振り返って見たけど、何も見えなかった。娘はただ情報を伝達しただけで、怯えてもいなかった。
ちょっとゾッとした。
娘をベッドに戻したものの、それから暫く眠れなかった。
4. 視線
次の日仕事で早く起きないといけなかった私は、娘を寝かしつけようと頑張ってたんだけど、全く寝る気配が無かった。
最終的にどうして寝ようとしないのか尋ねてみたところ、娘は部屋の片隅を指さして言った。
「だって、あの人たちがこっちを見てるんだもの」
(部屋にいたのは私たちだけ)階下に連れて行くと、娘は速攻で寝た。
5. 殺人的傾向
関連した話。
父ちゃんが前に教えてくれたことがある。
真夜中にキッチンで音がするので起きてみたら、兄貴が引き出しからナイフを取り出して、俺の事を殺さなきゃいけないと言い出したんだと。父ちゃんはスリープウォーキング中の行動だとその時は思ったらしいが、それ以降、殺人的傾向を見せるようになった。当時兄貴は7歳くらい。
6. 窓の外
姪っ子が入浴後、タオルに身を包んだ状態でバスルームから飛び出してきた。
「おじちゃん見て、お風呂入ってきたの」
エスキモーのようにタオルに包まれた姪っ子を見て、「そっか~」と俺。
そこで唐突に彼女の顔から笑顔が消えた。そしてどんよりと目を曇らせて首を45度右側へ向けると、リビングの窓から隣の廃屋を見つめ、「自分の部屋に行って」と囁いた。
速攻で逃げましたとも。
7. クッキー・モンスター
娘は4歳くらいの頃、クッキーモンスターに夢中になっていた時期があった。
娘は、彼のやや非社交的な言動にちょくちょく下ネタ(子供の好きなう○こ、おなら系の冗談)を交えた、無鉄砲な悪ふざけに関する作り話をした。またそれらの話には、奴が夜中に寝室にやって来て俺をベッドから階下に(確実に全ての階段に頭をぶつけるようにして)引きずって連れていき、外のゴミ箱に投げ捨てるという生々しい描写が含まれていた。
ある日、話は更にダークなものになった。
クッキーモンスターが俺のベッドのものと同じシーツを買ったと娘が言って来た。そして、そのシーツで手袋を作ったの、と続けた――俺が寝てる間に気づかれずに触れるようにって。
レディター諸君、これは俺にとってはちょっとしたスティーブン・キングレベルの不安感を煽られる出来事だったわけだよ。
クッキーモンスター恐怖症みたいなのとはほとんど関係なく、4歳の自分の娘がそんな歪んだ話を思いついたって事がね。
8. 上から見てた
眼科医をやってる。
5歳男児に全身麻酔を施して手術をした事があったんだけど、手術が終わった後、完全に麻酔から覚めたその子が「上から全部見てた」と言った。
目を開いた状態に保つ為に、その子の瞼に金属製の開瞼器を固定したことや、その手術で使用したあらゆる細かい器具を説明してみせた。
これには全く当惑させられたよ。彼にあんな知識があったなんてあり得ないからね。
貧困家庭の子で、YouTubeや他のネット上のページにアクセスできるような状況じゃないのは確か。
9. 真夜中の路上で
自分はカナダの東海岸にある、すごく小さな町の出身。
あれは夏、バー閉店後の午前3時頃のことだった。酔っ払っていた自分と友達数人は、ある友達の部屋に向かっていた。
そいつの住んでたアパートはあまり治安の良いところじゃなかった。で、その近くまで来たところで、歩道の縁石に一人で腰掛けている小さな女の子の姿が見えた。およそ5~6歳くらいで、パジャマを着ていた。自分はその子に近づいて声を掛けると、一緒に座ってもいいか尋ねて自己紹介をし、名前を(今思い出せたらいいのにと思うけど、なんせこれは15年ほども前の話だから)聞き出した。
それから、住んでいるところと両親の居場所を優しく聞いた。
その子は背後の家を指さし、そこに住んでるけどママの友達が来てるから、と言った。「ママの友達が来て、また私の部屋で騒いで出て行ってくれないから、私がここに来たの」
この女の子の部屋でハイになったヤク中がいて、そいつらに追い出されたって事実だけでも十分ひどいけど、母親がそれを知っていて気にも留めないなんて最低だ。
こういう事が定期的に起きているかもしれないという想像はひどく悲しく、不穏で、ぞっとするものだった。警察に通報したところ予想通り、両親は「警察に知られている」人物だった。
大丈夫だよ、君を気にかけてくれてる大勢の人たちが助けてくれるからね、と彼女に伝えている間、警察が児童保護サービスに連絡していた。
彼女には、警官の存在や自分が家に戻らないという事実に、不安や動揺を感じているような様子さえなかった。ただ疲れ果てているみたいだった。路地裏ってわけでもないのに、何で誰もこの子に気づかないなんて事がある?
あんな風に夜中に一人きりで路上にいたり、クズどもと家に一緒にいただけで(そう願う)、それ以上に悪い事が彼女の身に起こらなくて、本当によかった。たまに彼女の事を考えるよ。元気にしてるといいんだけど。
物心つく前の自分の幼い頃の事などそれほど覚えていないわけですが、その年頃の子供たちの目に世界はどういう風に見えているのかな、とこういう話を見聞きすると興味が湧きます。やはり大人には見えない何かを見たり感じ取ったりしているんでしょうか。
以上、現実的なものから説明のつかない不思議なものまで、子供の取った不気味な言動まとめでした。
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