お前らの所有物の中で一番不気味なものって何？

母ちゃんがハンナっていう名前の、ほぼ100歳になる人毛のハンドメイドドールを持ってる。ばあちゃんから母ちゃんに譲られたものなんだけど、これがめっちゃオソロシイの。
録音でいろんな事を喋らせる機械的なものを差し込むスロットがあるんだけど、あまりにも古いもんだから、つっかえたり音飛びしたり、音量が小さくなったかと思えばまたでかくなったりする。
間違いなく、うちにある物の中で一番クールかつ怖いもののひとつだよ。弟はめっちゃ怖がってるけど、俺はクールだと思ってる！

うちの息子。あの子が3歳の時、これからお昼寝して来るねって伝えたら笑顔でこう言った。

「わかった！でも、そしたらボクがママの歯をぜーんぶ抜いちゃうからね」

それ以来寝てない。

↑

うちの妹がその年の頃、手にナイフを掴み、満面の笑みを浮かべてこう言った。

「すっごく楽しい！」

以前、人間（チベット人）の頭蓋骨で作られた杯を所有してた。
税関職員はどう判断するべきかわからないみたいだったが、「まあ、亀から作られてるようには見えないな」と言った。

また、人間（これもチベット人）の下肢骨で作られた皮膚張りの横笛も持ってたことがある。

杯は血液―経血の場合が多い―を飲むためのもの。骨笛は悪魔を呼び出すためのものだ。どっちもする事はなかったし、最終的に自分よりもそれらのアイテムに敬意を持っているチベット人グループに譲った。

自分の腎臓結石か、アナーキストクックブック。相手による。

マスク。そんなに怖い代物じゃないけど、何人かをひどい目にあわせたやつ。

以前、偽アカウントを使ってソーシャルメディア上でペド狩りをしてた。小さい女の子の振りをして何日も連中とチャットするんだ。
いざビデオ通話って時がやってくると、俺は真っ暗にした部屋でマチェーテを手に持ち、サイコっぽいマスクを被る。それから一番低いメタルシンガーヴォイスを使って、そいつらに会うのをものすごく楽しみにしてる事を伝え、おなじみのアレを言う。

“I’m coming soon（今そっちに行くからな）”。

全員めちゃくちゃにビビらせてやったよ。全員だぜ！！！
俺がこのマスクを自分の持ち物の中で一番不気味なものであると考えるのは何故かというと、いつか夜にあのマスクが窓の下からひょっこり現れるのではないかと恐れながら、今でも毎晩ドアを二重確認しているペド野郎どもがいると確信しているから。笑

元カレの血液が入った小壜。2年経っても問題なかったのに、今年になって急激に干からびだした。何でか気になる。

高校から盗んだ、ルネサンス様式で描いた巨大な自画像。

変な見た目の玩具。猫のつもりである事は確かで、その毛が本物だって事も80％くらいは確信がある。ものすっごく気味の悪い目をしてるんだこれが。

動物の頭蓋骨の形をしたアステカ・デス・ホイッスル。
吹くと人の叫び声みたいな音がする。

↑

うっわマジだった！

いやしかし、これで色々楽しい事ができそうでちょっと欲しくなったぞ……笑

1900年代初期のニューイングランドでエクソシストによって使用された聖書。
うちの優しい旦那がくれたのはいいんだけど、一体ソレで何をどうしろと？！？

おばあちゃんの子供の頃遊んでた人形。身長90センチくらいで水兵のユニフォームを着てる。目はもともと閉じてたんだけど、今はもう壊れてずっと開きっぱなし。口には一本だけペイントされた歯がついていて、それに心底ゾッとさせられる。

去勢したペットたちの睾丸を取ってある。

数年前に見つけたアライグマの死体から顎の骨を抜き取り、それをキーホルダーにした。
ちょっと不気味かなって思うけど、気に入ってる。

ガールスカウトで知り合った女の子が、キャンプで不気味な人形の足を拾った。その子は何ヶ月もそれを保管していて、ミーティングがある度に持って来てはそれがいかに呪われているかをみんなに語った。
もちろん、私はスカウトをやめた。