【海外の】心霊体験談【怖い話】

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まだ7月だというのに連日の記録的猛暑で日本中から悲鳴が聞こえてきそうな今日この頃。
ここはひとつ怖い話でも読んで、背筋を少しでも冷やして行って貰えたら…という事で、海外掲示板に投稿された心霊体験をまとめてみました。

翻訳元:[Serious] What paranormal experience have you had? |reddit.com

1. 歯

母の友人のある女性が家にディナーにやって来た時に教えてくれた話。

みんなで不気味な映画の話をしている途中に、彼女は新居で起こる奇妙な出来事を話そうと思ったらしい。

彼女の一家はノースカロライナ州のウィルミントン界隈に家を購入して引っ越した。
何もかも順調だった─ある日銀食器用引き出しを開けた彼女が、銀食器の上に置かれた一本の歯を見つけるまでは。

奇妙なことだし、誰もそれがどうやってそこに辿り着いたのかわからなかったけど、その歯を捨ててみんな前向きにやって行こうとしたらしい。
2~3週間後、また同じ事が起こった。

銀食器用引き出しを開けると…歯。こうなるともう物凄くおかしい。が、歯は再び捨てられ、無視された。

それから6ヶ月以上に渡って一家は2~3週間置きに歯を発見し続けた。

ついに嫌気が差し、家の売り主の女性に話をしに行く事に。
その女性はまだ街に住んでいて、夫妻に売ったものの精巧なレプリカと言っていいほど、そっくりな家を建てていた。
それだけでも少し奇妙だったが、前の家について尋ねられると、女性は話す事を完全拒否して門前払いを食らわせた。

いい気はしなかったものの、怪事が起こるのはせいぜい2~3週間置きだったので、家を引き払うまでには至らなかった。

直近の出来事が起こったのは(私の知る限り)1~2ヶ月ほど前。
洗濯をしに地下へ降りた彼女が乾燥機の蓋を開けると、衣類の上に歯が置かれていた。そして冷たい何かが顔にぶつかるのを感じた (枕で殴られたみたいな感じだったらしい )後、失神した。
暫くして床の上でのたうち回る彼女をご主人が発見した。救急車が呼ばれ、彼女は無事に正気を取り戻した。

話はここで終わり。
オチはないし、説明もつかないし、それに最近は怪事も起きてない。
私が今までに聞いた話の中で、これが一番ゾッとした。

2. 撫でる手

これは自分の子供時代を痛ましくも非常に良く投影した出来事ということになるかもしれないが、うちの父親は自動車事故で亡くなった。
嫉妬深い友人が車で轢いた上、救助を求めるのをわざと遅らせたんだ。
その3日後にそいつは母に言い寄って来た。
家族は悲しみに打ち拉がれたよ。

夜、目が覚めた状態で横たわり、父に戻ってきてくれるように頼んだ。
父親が恋しかったので、時々彼がうっかり寝てしまう事のあったソファの上で寝ていた、まさにその夜。

父親恋しさに泣きじゃくりながらも、なんとか声を抑えようとしてた。
その時、誰かに髪を撫でられる感触を覚えたんだけど、母親が自分を慰める為に起きてきたんだと思った。
恥ずかしくて彼女の顔を見たくなかった。その間もずっと髪を撫でてくれていたよ。
ようやく涙が止まって顔を上げた時には、もう誰もいなかった。

両親の寝室へ行くと母はまるでサイのようにイビキをかいて寝ていた。

害はなかったが、特異な体験だった。

3. 導き

11歳くらいの頃、真夜中にほとんど泣き叫ぶようにして目を覚まし、ママはそんな私を宥めなきゃいけなかった。
4時間程してタイにいる叔母から祖父が亡くなった事を伝える電話があった。

それから3年後。
祖父が訪ねて来て「ボーイフレンドのお祖父さんは大丈夫だよ、一緒にいるから」と言う夢を見た。

その朝目が醒めた私を待っていたのは、夜の内に彼氏のお祖父さんが亡くなったという報せだった。

4. クレーム

かなり色々経験してるんだけど、これは実際に見たっていう話。

部屋の隅で何かがぶつかる音が聞こえて、その時の私はあと6時間くらいで起きなきゃいけなかった。
霊との共生に問題を感じた事は一度もないとはいえ、私には睡眠が必要だという事実に敬意を払うべきだと思うわけ。

「寝ようとしてるんだから、音を立てるのはやめてよ」と大声で言った。

その後、黒く長い影が箪笥の上にうねるように這い登り、片隅に居座るのが見えた。

ソファに移動した。

5. 心霊ストーカー

自分の育った家は霊に取り憑かれていたに違いない、と今も固く信じている。

子供の頃に寝る準備をしていると、誰かに見られている感じがした。
振り返ると、俯いた顔がドアの天辺の右端からのぞいているのが見えたけど、すぐに消えてしまった。中年の女性のようだった。
これには本気でゾッとさせられた。

翌日目が覚めると、ドアに口紅の跡がついていた。
一緒に住んでいたのは母親と二人の兄貴だけで、霊の事は家族にはまったく話してなかったから、ドアにキスなんかする理由がなかった。

それに加えて、ド深夜に聞こえてくる、自分の名前を呼ぶような怪しげな声だ。これは兄貴2人も同様に経験している。

引っ越しが済んで売ろうとしていた矢先に、その家は謎の火事で全焼した。消防署によれば、放火の可能性を示すものは見つからなかったとのことだった。

おかしな事に、引っ越し先の家では自分の部屋だけが燃えた。
俺に対して『燃えるような』情熱を持ったこの幽霊に、つき纏われている事を確信した。

6. リクライナー

午前3時に家のリビングルームのリクライナーに座ってホラー映画を見てた。
ブルーの肌触りのいいシーツを上に掛けてたんだけど爪先を前に向けてたから、かなり平らな状態だった。

急にうちの犬の尻尾がブランケットの下から持ち上がり始め、それによってリクライナーの片隅がテント状になった。
「そんなとこで何やってんのよ、変な子ね」(子犬がリクライナーの側で耳を切ってしまった事があり、同じ事を繰り返したくなかったから近寄らせないようにしてた) と私は言うと、犬を見ようと身を乗り出した。

リクライナーの端に目をやるとシーツの盛り上がりが突然消え、また私の体に対して平らな状態に戻った。
犬は部屋の反対側で他の飼い犬と一緒に静かに寝てた。

私は落ち着いてテレビを消すと、自室に戻って寝た。

7. エミリー

俺の話は短くてシンプルだ。
一種の『死後の世界』的なものの存在を自分はずっと信じていて、ホラ吹きじゃない人たちの体験談もこれまでに沢山聞いてきた。

その時の俺はうちのガレージにいて、家の中へと通じる戸口に立っていた恋人に話し掛けてた。
彼女の後方約3~4.5メートルくらいのところには、1階のリビングのガラスの引き戸と2階への階段があった。

そこへ彼女の弟が後ろに幼い金髪の女の子を引き連れて入ってきた…確かに俺たちはまだ小さい子持ちだったけど、子供たちの友達や遊び仲間の事は全員知ってるのにその子が誰だかわからなかった。
そこで彼女にその女の子が何者か尋ねてみた。確認しに行った彼女は満面の笑顔で戻って来たよ。

弟は霊が見える事で有名で、俺はそんな彼を疑いなく信じた。
だって俺には何でもかんでも喜んで喋る奴なのに、その『才能』の話は持ち出した事がなかったからね。
その事についてはまあ喋らなかったな。

とにかく、この家には金髪の幼女が住んでいて、いつもいるんだ…と彼は言った。

で、その一年後に彼女が息子を早産し、俺たちカップルは暫くの間病院に滞在する事になった。家に居た彼女の弟が、『エミリー』がすごく悲しんでいて、どうして2人がいないのかとても心配してるのがわかる、と教えてくれた。
新生児の具合が良くなったので帰宅。家の中に足を踏み入れると重苦しさが消えて行き、幸せな空気に変わるのが感じられた。

つまり一言でいえば、俺には合計5人の子供がいる。4人はこの世に存在する実子で、5人目がエミリーだ。今のところ彼女が一番お行儀がいい。

うちの1才児と3才児が興奮してそこらじゅう走り回るから、そしたらもうみんな寝る時間だぞってエムに知らせてやらなくちゃいけない。すると子供たちは速攻でぐっすりさ。彼女はいい子だよ。

扉を開きたくないから過去の事を調べたりはしてない。

8. 黒い影

小学生の時は姉とクイーンサイズのベッドをシェアしていて、家の犬(毛の短い名犬ラッシーみたいな雑種犬)は毎晩そのベッドの足元で寝てた。

6歳くらいの頃、真夜中に目を覚ました私は、ベッドの足元に立つ黒い影を見た。
その影には目も顔もなく、全体が真っ黒だった。
姉を起こそうとしたけど、彼女は反対側に寝返りを打っただけでまた寝てしまった。
その過程で姉は犬を蹴ってしまったのだろう。
目を覚ました犬は顔を上げ、ベッドの足元にいた例の影に向かって唸り声をたて始めた。
その唸り声が姉を起こし、影を見た彼女は叫びだした。

両親が部屋に入ってきて電気をつけると、そこには何もいなかった。

今でも尚、姉も私も部屋で見たあれは幽霊か悪魔だったと言って譲らない。

9. いたずら好きな幽霊

私の家は古く、前の所有者がサンルーム(現在の洗濯室)で心臓発作を起こして亡くなっている。
その人は家の裏の建物で開業していた医者だったんだけど、どうも奥さんにいたずらを仕掛けるのが好きだったらしい。
物を隠しては奥さんにスカベンジャーハント(借り物競争のようなゲーム)をさせたりしていたとか。

何年にも渡って超常現象を山ほど経験してきたけど、一番安定して起こったのは、うちのママの持ち物を彼が隠すというもの。
そして私が成長すると、私のものも同じく隠すようになった。
お皿やカップなんてものまで行方不明になったり。
家の中で喧嘩や諍いがあると、更に失くし物が増える事になる。
彼は怒鳴り声で平和を乱されるのが好きじゃないみたい笑

もう一つは、私とイトコが8~9歳の時に起こった。
夏で、私たちはママが用事で出掛けている間、ふたりきりで家に居た。
うちのカーペット敷の階段の一番下に枕を積み重ね、寝袋の上に乗って上から滑り降りて遊んだ。
遊び疲れた私たちは、階段のど真ん中に寝袋を散らかしたままでキッチンへ水を取りに行った。

戻って来た時に寝袋は階段のところにはなかった。
廊下を進んだところにある私の部屋のベッドの上に畳んで置かれていた。

医者として、寝袋に足を滑らせて階段から落ちる人を出したくなかった─ 私の持論はこうだ。

10. 隠れ墓地

12~13歳の頃、親友と一緒に自転車に乗っている時に小さな隠れ墓地を見つけた。
それは線路裏の唸るような音を立てる送電線の下、人家から遠く離れた場所にあった。
墓地は有刺鉄線に囲まれていて、その墓石のほとんどが風化してしまっていたが、いくつかは1800年代後期の日付が刻まれているのが見て取れた。

自分たちは自転車を止めて面白がって写真を撮ったけど、大して何も考えてなかった。

しかしその約2年後、毎晩午前3時~3時半の間に部屋の中で紙がカサカサと鳴る音で起こされる事になる。
それから階段を昇ってくるような足音が聞こえ、ベッドの足元まで来ると止む。
何度か覗き見たけど何も見えなかった。
その音をブロックする為に、テレビをつけて寝るようになった。

ついにある夜、耳元で数十人の人がやかましく囁き合うかのような声に起こされ、叫ぶように母親を呼んだ。

両親に例の話をしたところ、信心深い母は家中に聖水を撒いた。それから父は花を買ってきて、ふたりで墓地に持っていくように言った。
その後事態は収まった。

もしかしたらあれは夜驚症か何かにかかってたか、もしくはただの妄想だったんじゃないかっていつも思ってた。
最近(今自分は25歳)またその話を持ち出したところ、父親も夜中に足音を聞いてたけど、自分が水を飲みに行ったとかそんなとこだろうと思ってたと言う。午前3時に。
コワオモロー!

以上、海外の心霊体験まとめでした。

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