警察官に質問:通報対応中に一番ゾッとした出来事を教えて

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海外掲示板に投稿された、警察官が通報対応中に一番ゾッとした出来事をまとめました。

翻訳元:Cops of reddit, what has so far been the creepiest call you’ve ever had to respond to and what happened? |reddit.com

1. カルトに職質

自分は警察官じゃないんだけど、父が最近この話を教えてくれた。

うちの祖父ちゃんは60~70年代にある小さな町で警察官をしていた。深夜に町を通る車両を止めて職務質問をするのは警官にとってはよくある事だった。特に、相手に見覚えのない場合は。

祖父ちゃんは人を満載したバスを止めさせると中に入り、行き先は何処かなど色々と質問して回った。
カリフォルニアへ向かっていたその人達、なんとチャールズ・マンソンとそのグループだった。

また別の話。
これまた祖父ちゃんが同じ手順で通行車両を止めた。
運転手に行き先を訪ねた後、暫く無駄話をしてから「楽しい夜を」と言って別れた。

いくつか先の町で再び車を止められたその男は、止めた警官を撃ち殺した。
どうもそいつは道中で同じこと─警官に車を止められては撃つ─を繰り返していたらしい。

男は尋問された時、祖父ちゃんにも職質されたけどいいヤツだったから殺さなかった、でも銃は膝の上に置いていた、と話したそうだ。

2. 失踪した子供の行方

子供が失踪したとの通報を受けて家に行ったところ、どうすればいいのかよくわからずにひどく動揺している母親がいた。

家と敷地内を捜索する為の人員を招集。目に見える形でフェンスで囲われていない鬱蒼とした広い裏庭だったので、自分はそこから捜索する事にした。

10分くらい経過した頃、樹木によって視界が阻まれて家からは見えない位置にあった古い金網のフェンスで男の子を発見した。
フェンスによじ登り、転落した際に着ていたフードが引っ掛かったのだろう─その子はフェンス上で絞死していた。

自分にとって最悪だったのは、家の中にいる母親が他の警察官の無線を聞くかもしれないとわかっていながら、無線連絡しなければいけなかった事。

3.飲酒運転の招いた結果

オレゴン・コーストでのある嵐の夜の事。
飲酒運転の女性が駐車されていたスクールバスに突っ込んだ。車は火に包まれたものの、彼女は脱出に成功。脇道をゆっくりと歩いていたところを発見した自分は、止まってこっちを向くように言った。

振り返った女性には下顎がなく、完全に放心状態だった。舌が首の上部から直接突き出しており、その状態で喋ろうとしていた。

最終的に命は助かったが、かなりの数の整形手術が必要となった。

4. 疑惑

自分じゃなくてイトコの話。
彼はある夜、ほぼ空の状態のプールで二人の兄弟(4歳と6歳)が遺体となって発見されたという通報を受けた。

そのプールには6~8インチ(約15~20センチ)ほどの水が張られており、通報したのは兄弟の父親だった。起訴は出来なかったが、その父親が息子二人を殺したと広く信じられている。

5. 遺体捜索

ある夜の11時30分頃、橋から湾へ飛び降りた男がいた。
男は落下する途中にガードレールにぶつかって両腕と頭頂部を欠損。両腕は一組の警察官が発見して取って置いた。

俺はダイブチームにいたので遺体を回収しに行った。
男の状態を確認している時に、脳がなくなっている事に気がついた。
頭皮をめくって中を覗き込み、中に何も入ってないのを確認したのは俺。そんな大事なものがあるべき場所に見つからないっていうのは、すごく変な感じだった。

とりあえず皆で遺体を袋に収納してボートに乗せた。
せめて脳を探す努力だけでもしないといかんと上司に言われた。グロ。

それで潜って周辺を捜索したんだが、見つかったのは頭蓋骨の一部だけだった。たとえ見つかっていたとしても、ソレを掴む役を誰もやりたがらない事はわかりきってた。

6. トラックの荷台に…

うちの父親が、高速道路上で大型トラック(郵便配達車だったかも?)をジグザグ走行させるなどの危険運転をしている男を目撃。

停車させたところ運転手の手は震え、血に塗れていた。

その後トラックの荷台にそいつが殺害したばかりの娼婦が積まれていた事が判明した。

7. ゾンビ目撃情報

イトコが主要都市で勤務中に、家の外の通りにゾンビがいると激しい口調で訴える6歳児からの緊急通報を受けたそうな。
それで一体何事か見に行く為にパトロールカーを回したらしい。

結果、メス(メタンフェタミン)を使用したヤク中が自分の両目を抉り出し、空洞になった眼窩から血を滴らせながら、両手を前に突き出して手探りでよろよろと歩き回っていた事が判明した。
つまり、その子は(ある意味)本当の事を言ってたってわけ!

8. 虐待死の現場

元殺人課の刑事だった祖母の話。
赤ん坊が行方不明になったと、ある夫婦が警察に通報して来た。祖母ちゃんと相棒は捜査の為にその家に足を運んだ。

報告によれば、そこに住んでいるのは夫、妻、新生児と犬だけだった。
夫は激昂しており、妻の方は目に見えて動揺していた。まあ、我が子が行方不明なわけだから無理もなかった。

祖母ちゃんの相棒がベビーベッドの近くについた少量の血を発見。外の犬小屋付近に更に多くの血痕が見つかった。

夫婦─主に妻の方─を問い詰めた結果、泣き声でまったく眠れずカッとなった夫が新生児を抱き上げると、泣き止むまで繰り返し壁に叩きつけたという事がわかった。
それからどうすればいいのかわからなくなった二人は、撲殺された赤ん坊を飼い犬のジャーマンシェパードに食わせた。
うちの祖母ちゃんは、そういったひどいものを目にしてきたんだ。

9. 薬用クリーム

救急隊員も含めていい?
13歳の娘の性病を治す為に、その子の性器に薬用クリームを塗る手伝いをしてほしいという父親からの救急要請に対応した。
彼は自分でやろうとしたが、『腫れ上がって閉じていた』ので出来なかったと言っていた……とりあえず病院へ搬送した。

10. アパートの地下

うちの父親は以前、ニューヨーク市で最も犯罪率の高い地区の分署に勤務していた。父の勤務していた間が一番犯罪率の高い時期だったんじゃないかと思う。

父は自分の目にしたものを家族に話そうとはしなかった。ほとんどの場合が、辞めて15年経った今でも悪夢を見る原因となるような恐ろしいものだったからだ。ただ、ひどく酔っ払った時に教えてくれた話をひとつ覚えている。

ある夜、仕事で帰宅が遅くなった20代の女性が、住んでいるアパートの1階でエレベーターの到着を待っていた。扉が開くと、中には不気味な見た目の男が一人乗っていた。

彼女は不安を覚えながらもエレベーターに乗って自分の階のボタンを押したが、そこで地階のボタンが押されている事に気づいた。
いつもならその辺の奴が下へ降りて悪さをするのを防ぐ為に、午後9時を過ぎるとメンテナンスが地階のボタンをロックしている筈だった。きっと忘れた人がいたんだと思う。

結局、その不気味な男は女性を地下へ連れて行って縛り、何時間にも渡って強姦、暴行した。
それからアパートの部屋の鍵を取り上げ、エレベーターで彼女が押していた階へ上がると、部屋が見つかるまで全てのドアの鍵を試した。そして彼女のルームメイト(こちらも20代の女性)を地下に連れ出し、夜が明けるまで更に二人を陵辱し続けた。
朝にメンテナンスが二人を発見した。父はその通報の対応者だった。

重ねて言うけど、父は私たち家族に仕事の話をしてくれた事はなかった。
この一件が頭に残っていたのは、4人の娘を持つ父親だったからかもしれないけど、ゾッとする要素で間違いなくトップクラスだったのではないかと思う。

11. 発作

ある場所に送られた救急車の隊員が発作を起こしたと見られる女性に手こずっているので、支援するように要請を受けた。

到着すると、そこには救急隊員に床に押さえつけられている痩せた小柄のシンガポール人女性がいた。
その女性は威嚇するような声を発しながら抵抗し、救急隊員に繰り返し噛みつこうとしていた。その目は全部黒と赤になっていて、白い部分がなかった。抑えつけるのに自分(約90キロ)とその夜の相棒(約80キロ)、プラス3人の救急隊員の力が必要だった。

彼女はその間ずっと首に血管を浮かべながら足掻き、噛みつこうとした。そして部屋の片隅を見つめ、そこに存在しない何者かに向かって「私たちを殺さないで」と言っていた。

彼女の夫(その状況で妙に平然とした様子だった)が、前回シンガポールに行った時に聖地を訪れてからずっとこういう事が起こっている、と話してくれた。
いつもなら彼女の妹が、ある粉末を額に十字状に塗る事で静めていたらしいが、その時はあいにく海外に行っているとの事だった。

最終的に精神状態を査定する為に救急隊員によって病院へ搬送されて行った。
その後どういう結果になったんだろう、と時々ふと思ったりするが、残念ながら知る術がない。

12. コンパスつきのナイフ

2010年か2011年だったかな…俺はまだほんの新米だった。
『不明のトラブル』として派遣要請を受けた。要するに911(緊急通報のオペレーター)がやらかして、ディスパッチですらそれをどう言い表せばいいのかわからなかったんだ。
蓋を開けてみるとこういう事だった。
ある男が継父を殺害した後、祖父母も殺す為に徒歩で家へ行った。そいつは柄の先にコンパスのついたランボースタイルのボウイナイフで祖母の目を突き刺した。

8分の1インチ(約3ミリ)ほど脳から外れていた為、彼女は死ななかった。そのかわりに自分たちが到着した時に、目からナイフが突き出た状態で家の中から走り出てきた。彼女が動いていたので、コンパスの針も一緒に回転していた。
俺の頭は「こんなん現実なわけねえ」ってなっちゃって、他の数人の警官と一緒に素通りしてしまった。巡査部長に「お前ら一体何してやがる」ってな感じにどやされて我に返った。

彼女は助かった。俺たちは完全に運だけでその男を逮捕する事ができた。

片目にごっついハンティングナイフが刺さった年配のご婦人っていうのは、自分の覚えている限りで間違いなく一番ゾッとした光景だったよ。

改めて警察官って大変な仕事なんだな、と思わずにいられない『警察官が通報対応中に一番ゾッとした瞬間』まとめでした。
職質されても心の中で舌打ちとかせずに感謝の気持ちを持って接したいものです。

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