海外掲示板に投稿された不動産物件にまつわる怖い話をまとめました
翻訳元:Realtors of Reddit: What’s the most disturbing history you’ve learned about a house you were selling? (不動産仲介業者に質問:あなたが売却した中で、もっとも恐ろしい過去を持つ物件って何?)| reddit.com
1. カーペット
隣に住んでいた女性が亡くなったのだが、リビングのカーペットの上で発見された時には、固体より液体になった部分の方が多い状態だった。
家族が未納の税金を払えなかったかなにかで家は差し押さえられ、※HUDのオークションにかけられた。HUDは清掃に多少の金をかけたものの、カーペットはスチームクリーニングをしただけで取り換えられることはなかった。
ついに家が売れて購入者と話をした時、自分が元住人の死に触れる前に、男は隣家の基礎に水漏れがあるかどうかを尋ねてきた。ラミネートフロアを敷くためにカーペットとパッドを剥がした時に物凄く汚れていたため、彼を含め作業をしていた者の全身にその汚れがついたからだと言う。
あそこで起きた事、いかにHUDがオークション前の修繕費をケチったかを説明すると男の顔は青褪め、フェンスの脇に嘔吐し始めた。
2. 地下室
うちの婆ちゃんはデンバー地区で不動産売買・賃貸業を営んでいる。
1週間前、婆ちゃんの所有する物件のひとつから数人の男子大学生を立ち退かせる手伝いをした。そこは2階も地下室もない、コテージスタイルの平屋だ。そいつらは木の床に文字通り穴を開けて地下室を作り、去年から一年の間そこにゴミを溜め込んでやがった。
まるでリビングルームみたいに、テレビや二脚の肘掛け椅子があり、地面に掘った巨大な穴はアイスの包み紙やらピザの箱、煙草の吸い殻で溢れていた。
3. 爪痕
うちの両親はリアルター(不動産仲介業者)で、自分達で売買も行っている。昔は俺もよく手伝いをした。大抵は清掃だ。
12歳の時、ゴキブリの蔓延る家の掃除を手伝った。
そこのクローゼットは子供の手形と糞便に塗れ、おまけにドアの内側には爪で引っ掻いた痕がある事に気付いた俺は、そうなった原因を両親に訊いた。
前の店子は何日間も幼い子どもたちをクローゼットに閉じ込めたりしていたとの事だった。
4. ホットタブ
古い友人が閑静な住宅地に良い家を買った。
きれいな所で、奥にはホットタブのついた素敵なデッキがあった。売買手続きが完了して約3週間後、前の持ち主が置いていったゴミを片付けていた友人は、クローゼットの中に一枚の古いDVDを見つけた。
それは『ブリジット・ザ・ミゼット』のポルノで、ホットタブのシーンがジャケットに使用されてた。そいつの家のホットタブだった。最高に笑えた。
5. 錠
この仕事に就いて暫くになる。
自分がいちばん怖いと思うのは、寝室や地下室のドアに逆に取り付けられた錠を目にする頻度。世の中にはクズ親がいっぱい。
6. 餞別
業者ではないんだけど、前の家に『売家』の看板を立てた時にご近所さんが来て言った。
「あなたはもう引っ越すわけだし、この家の過去を知りたいとは思わない?」
話を聞いてみれば、前の所有者はヘロインのディーラーで、リビングルームで客にクスリを打たせてやっていた事がわかった─壁紙を剥がした時に壁一面についてた※弧を描いた茶色い染みはそれで説明がついた。更に、そいつは二階の部屋(当時の自分たち夫婦の寝室)で嫁に客を取らせてたらしい。イイハナシダナー。
※血の痕
7. 通路
アリゾナ州ツーソンに引退したマフィアのボスが数人いて、その人達のものと思われる家─今も建ってる─にはシャワーやクローゼットの中に、万が一に備えて逃げるための秘密の通路がある。
8. 謎の8ミリビデオ
まだ答えが出てない話。
階段の下─普通じゃ絶対に有り得ないようなところ─に隠されていた8ミリビデオカセットを見つけた。自分には再生する能力がないんだけど、ビデオの内容を知りたくて仕方がない。
9. 見学
自分は業者じゃないんだけど、担当してくれたリアルターが、私と彼氏が興味を持った物件を案内してくれた。
中に入ってみると、住める状態にするにはあまりにも手が掛かりすぎる事がわかったの。そして私も彼氏もあまり器用な方じゃなかった。引っ越しの準備にはそこそこのお金が掛かるわけだから、これからどうすべきかなんて事を、彼氏とそこの駐車場で少し話し合ってたわ。もう土曜日の夕方だったから、とりあえずその日は家に帰ってまた別の日に探す事にした。
私たちがそこを離れて数時間後、その駐車場で22歳の子が射殺された。それを知った時はふたりとも震えたわ。
10. 悲しい光景
私の夫はリアルターで、不動産代理人の弁護士数人と一緒に仕事をしている。
彼が担当した中に、浴槽の中でショットガン自殺をした女性の家があった。夫が到着した時には既に遺体はなかったが、浴室は感染性廃棄物処理班が清掃を行わなければいけなかった。
夫に聞いたこの話の中で一番悲しかったのは、女性は家族と疎遠になっても家中の写真を撤去するのではなく、壁の写真は裏返しに掛け、テーブルの上のものは伏せた状態にしていたという部分。
何もかもがそのまま残されていたので、まるで普段と何ら変わらない彼女の生活を見て回っているみたいだった、と夫は言っていた。
ここからの3話は同じ人物の一つの投稿から
11. キッチンに隠されていたもの
自分が目撃したものが少し、それから人から聞いた話がいくつかある。
一つめは、とあるカップルが1980年代に購入した家にまつわる話だ。
2、3年前にその家を売りたいという電話があった。会話の途中で奥さんの方が、妊娠に問題を抱えていて何度も妊娠したのに全て流産しているという事を話し始めた。
気の毒に思ったものの、一体この件と何の関係があるのか疑問に思った。 そこで旦那が喋りだした。「最後の流産の後、どうすればいいのかわからなくなって……帰宅して一番最初に思いついたのが、キッチンの改装だったんです。何かをぶち壊す必要があった」
彼は準備なしでキッチンの破壊に取り掛かった(皿が入ったままの食器棚なども全部)。また子供を亡くした事に打ちのめされていたのだ。
とにかく、彼はキッチンコーナーを引き剥がした。1メートル弱の長さがあるにも関わらずクローゼットの奥行きは60センチくらいしかなかったので、前々からそこに死んだ空間がある事を知っていたと言う。
石膏ボードを剥がした彼は、そこに丸まった布を発見した。布を開くと、それが赤ん坊の骨だという事がわかった。テディベアが一緒に包まれていたらしい。彼は警察を呼んだが、何の手掛かりも得られなかったと言っていた。
12. 玄関先で
次は知り合いのリアルターから聞いた話。
売買契約手続きを完了させる日、売り主が遅刻した。1時間経っても姿を表さなかったので代理人が電話を掛けたが、応答なし。
一度家に入れてくれたか何かで売り主の甥を知っていたので、代理人はそっちに電話を掛けてみた。
家に様子を見に行った甥がドアを開けると、叔父は玄関の床の上で死亡していた。
彼はコートを着ていて、靴を片方だけ履いていた。契約手続きに行く為に靴を履いたところで亡くなったのだった(買い主はそれでも家を購入したが、手続き完了までには更に数週間掛かった)。
13. 犯罪歴
もう一つは自分が売却を頼まれた家の話。
そこはボロ屋だったが、いい土地に建っていた。売り手の二人は妙な関係にあった。 女の方は20代で男は50代。二人は結婚していたが、女は男の事を「パパ」と呼び、商売女のような格好をしていた。決して裕福ではなかったので、別にお金のために男といるというわけでもない。 まあとにかく、自分は彼らの名前をググって一体何が出てくるか見てみる事にした。
二人には逮捕歴があった。ガレージでパピーミルを運営していたが、そこの犬は全て深刻な栄養不足に陥っていた上、真冬にカチカチに凍った状態で発見されたのだ。
その後はひたすら無視した。目録に載せる気はないと伝える事さえ、自分には無理だった。
グーグル先生有能。
中古物件を買う時は、とにかく一度調べてみた方がよさそうですね。
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