海外掲示板に投稿された、理屈では説明できないゾッとする不気味な話をまとめました。
1. 樹を渡るもの①
当方、不眠症。その夜も眠れず、午前4時頃に裏のポーチに座って煙草を吸ってた。そよ風ひとつ吹かない完全な静寂に満ちた不気味な夜があるけど、あの日もそうだった。
うちの家の裏には森が広がっているんだが、自分が座っていると、地面から10～12メートル上空を、まるで木から木へ飛び移るようにして進んで来る人の姿が見えた。
俺は完全にショックを受け、恐怖と困惑のあまり立ち上がって家の中へ駆け込むことすら出来ずに、呆けたようにただ座りこんでいた。
その人だかなんだかわからない何かは、家の真後ろで止まって俺を見た。この時点で、そいつは約15メートル離れた、上空12メートルの位置に居た。そして5秒ほど動きを止めて俺の方を凝視していた。動物なんかじゃなかった。それは絶対の自信を持って言える。体は人間の形をしていて、アライグマや熊や、人からアレだったんじゃないかと言われたような他の何ものでもなかったのは確かだ。
でも、木々の中を進むあの移動の仕方は、絶対に人間のものでもなかった。どれだけ機敏でも、あんな風に動ける人間なんかいない。
暗すぎて顔や服などの細かい部分はわからなかった。5秒ほど俺を見つめた後、そいつは来た時と同じように速いペースで木から木へ飛び移りながら引き返していった。そして数秒で視界から消え去った。
(翻訳元：[Serious] What is the creepiest unexplained experience you ever had?| reddit.com)
2. 樹を渡るもの②
※①の投稿についたレスから
やばい。私も多分それ見た事ある！
昔、祖父がよくアーカンソーのウォシタ国立森林公園のすぐ外側の森の中に、狩猟キャンプに連れて行ってくれた。ある夜、焚き火を消した後に横になってお喋りをしていると、突然祖父が「ヘエェント」と、『今すぐ口を閉じろ』という意味の声を発した（通常は獲物を見つけたという合図）のをはっきりと覚えている。
それで私はすぐに黙って耳を澄ませ、一体何が祖父の注意を引いたのかを見極めようとした。
そのすぐ後に、木の天辺を渡り歩く黒い人影が見えた。
木の枝はたわむどころか微動だにせず、葉も同様だった。でもその黒い人影は…実際には歩いているというより、ぶらついているというか…ほとんど木から木へスキップしているような感じだった。何の重みもないみたいに。私は怖くなってこう囁いたのを覚えてる。
「お祖父ちゃん、あれは何――」
祖父は静かに言った。
「絶対にあれを呼び寄せてはいかん。しーっ」
それで、そいつが木の天辺を跳ね回るように行ったり来たりしている間、私は黙って眺めていた……木の枝があんな上背のあるものの体重を、たわむこともなく、軋む音さえ立てずに支えられるわけがなかった。
翌日、祖父にその事を聞いたらこう言った。
「人生の大半をあの丘で狩りをしたり寝たりして過ごして来たからな、あの忌々しい奴の事は子供の頃から見とる。この辺の者は大体みんなそうだ。あいつに話し掛けたなんていう話は聞いた事がないが、ここへ来たまま二度と帰らなかった人間の話は山程知っとるよ」アレが何だったのか私には全く見当もつかないし、実際にアレを見たっていう人はあなたが初めて！
(翻訳元：[Serious] What is the creepiest unexplained experience you ever had?| reddit.com)
3. 電話
一度とても気持ち悪い電話を受けた事がある。
ある日、錯乱状態の女性から、2週間行方不明の息子がどこにいるのか教えろ、と要求する電話が掛かって来た。彼女が一体何者なのか見当もつかなかったし、彼女の息子の事も全く知らない。それに、電話は自分が行ったこともない州から掛かってきていた。
どこでこの番号を知ったのか尋ねると、息子の机の上にあった紙きれに名前と一緒に書かれていたのを見つけた、と彼女は言った。
言うまでもなくゾッとしたよ。彼女の助けになれるとは到底思えなかったので、丁重に会話を終わらせた。不意に自分が邪悪な何かと関係しているように感じられ、それから暫くの間、刑事とかが突然訪ねてきたりするんじゃないかと思ってたんだけど何もなかったし、あの女性からその後連絡が来る事もなかった。
(翻訳元：[Serious] What is the creepiest unexplained experience you ever had?| reddit.com)
4. 空の封筒
うちの家の近所には第一次世界大戦時に廃校から陸軍病院になった建物があって、友達とそこに侵入するのが好きだった。
ある日3階でいろいろ探し回っていると、クローゼットの床に空の封筒が落ちているのを発見した。封筒は古く、住所が筆記体で書かれていた。宛名はひとつだけ。それは友達と同姓同名で、どちらかと言えば珍しい名前だった。
速やかに退散した。補足：その友達は女の子で、他の多くの家庭と同じように、女の子には代々伝わる名前を継がせたりしなかった。彼女の一族に他にその名前を持つ人はいない。そして一族の半分は他州で育ち、もう半分は他国にいた。
封筒は空（確認した）で、そこに入っていたと思しき手紙は見つけられなかった。(翻訳元：[Serious] What is the creepiest unexplained experience you ever had?| reddit.com)
5. 靴下
午前2時くらいに、服を脱いでベッドに入った。
1分後、何かが頭にあたった。
自分の靴下だった。
脱いだ時に部屋の隅の方へ投げていたので、つまり何者かが投げ返したわけだ。でも部屋には他に誰もおらず、100％自分一人きりだった。そんなに怖い話に聞こえないかもしれないけど、自分にとっては怖かったんだって！
・部屋に扇風機はなかった。
・ベッドの側に衣装箪笥やそれに近いものはなかった。(翻訳元：[Serious] What is the creepiest unexplained experience you ever had?| reddit.com)
6. 心霊ハラスメント
家族と一緒にリビングルームで座ってテレビを見ていた時のこと。
トイレに立った妹が「やめてよ！」「ちょっと、みんなうざいんだけど！」「なんなのよ！」と怒鳴る声が聞こえてきた。
「誰に言ってんの？」と自分たちは怒鳴り返した。
妹はトイレから出てくると、「みんな何でずっとドアを叩きまくってたわけ？すっごいうざいんですけど！」と言った。
でも、誰もドアを叩いたりなんかしてなかった。そのドアはリビングルームから見える位置にあり、そんな事が起こっていたようには全く見えなかった。妹が言うには、叩く音はめちゃくちゃ大きく、ドアは振動していたらしい。
家族一同ゾッとした。
(翻訳元：[Serious] What is the creepiest unexplained experience you ever had?| reddit.com)
7. 「最高の気分！」
子供の頃、大量のぬいぐるみを所有していた。そのうちの一つが、きちんと機能しないアーニー（セサミストリート）の喋るぬいぐるみ。
アレに「最高の気分！」と言わせる為には、テーブルに思いっきりぶつけないといけなかった。母国の昔の実家には霊が同居していたんだけど、悪霊ではなかった（少なくともうちの両親はそう言ってたｗ）。この一件が起きるまで、私は何かを目撃したことも、違和感を覚えたりしたこともなかった。
8歳の時、両親が「お祖母ちゃんの話をする度にアーニーのぬいぐるみが喋りだす」的な事を言っているのを小耳に挟んだ。それで私が無性に怖がるようになったので、両親は他の使っていないぬいぐるみと一緒に、アーニーを大きな箱の中に隠してしまった。
ある時隠れんぼをして遊んでいた私は、子供時代の友達ジェイと一緒にぬいぐるみの箱が置いてある部屋に隠れていた。
隠れている間に、呪われたアーニーと最近亡くなったお祖母ちゃんの話を教えてあげた方がいいかもしれない、と私は考えた。話の途中で、棚の一番上に置かれた箱の中からアーニーが「最高の気分！」と言うのが聞こえて来た。
アレが動けたわけがないし、仮に重力のせいで動いたのだとしても、喋らせるにはテーブルに叩きつける必要があるのに。私たちは悲鳴を上げて外へ逃げた。
(翻訳元：[Serious] What is the creepiest unexplained experience you ever had?| reddit.com)
この投稿へのコメント
息子がそのアーニーを持ってたよ。よく真夜中に一人でに喋り出した。電池を抜いたのに、それでもまた喋ったんだ！
速攻でゴミ箱行きだよｗ
8. ともだち
息子が2歳か3歳の頃、寝に行こうとしなかったので、私のベッドに入れてやった。旦那がもう寝ていたから、私自身が読書をしている間、息子にも静かに本を見ているように言い聞かせた。
少しの間大人しくしていたものの、そのうち本を読み始めた。実際に声に出して。ゆっくりと。
息子は字が読めず、その本は新しくてまだ読み聞かせてあげた事のないものだった。だから暗記じゃない。
今言ったことをどうやって知ったのかと私が尋ねると、息子はこう答えた。
「おともだちのジョンが教えてくれたの」
めちゃくちゃびびった。
(翻訳元：[Serious] What is the creepiest unexplained experience you ever had?| reddit.com)
