【海外の】本当にあったけど誰も信じてくれない話【怖い話】

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海外の掲示板に投稿された、『本当に経験したのに誰も信じてくれない怖い話』をご紹介。

1. 第一発見者

まだ本当に子供の頃─自分がだいたい8歳くらいで、休暇を過ごす為に祖母の家に滞在していた時の話。

近所を散歩しに行ったんだけど、その地域には海へと続く丘があってさ。歩いている途中に、一台の車が猛スピードでその丘を走り抜けて、海の中へと落ちて行ったんだ。

震え上がった自分は家に駆け込むと、警察に電話するように伝えた。家族は俺の言うことを信じず、口では電話すると言いながら、結局しなかった(自分は後で知った)。

1週間後、一人行方不明になっている人がいたので、例の話と、それが起こった場所を祖母に教えた。
祖母が警察に電話し、遺体の乗った車を警察が発見した。
その男の人は問題を抱えていて、自殺を図ったという事が後でわかった。

あのおばちゃまさえ俺のことを信じてくれていれば、男の人はまだ生きてたかもしれない。

(翻訳元:[Serious] Whats the scariest, creepiest incident you’ve seen but no one believes you? |reddit.com)

2. 愛あふれるコミュニティ

親族行事でニューヨーク市に行った。
午後10時頃、近くのセブン-イレブンだか別のコンビニだかに向かってた。当時自分は15歳で、訪問先の親戚が住んでるアパートは、トンネルみたいな所を通過しないといけない場所にあった。
とにかくそこを歩いてたんだが、その時の俺は携帯電話を持ってなくて、おまけにトンネル内は薄暗かった。

トンネルの中には壁に凭れて座ってる人がいて、自分はそれをただのホームレスだと思った。見た目がちょっとそんな感じだったんだ。で、その横を通り過ぎようって時に、そいつは顔を上げてこう言った。

「やあ、君はこの地元の人間か?」

俺は「違う」とシンプルに答えた。

するとそいつは「州北部から?」と尋ねて来た。

そうだと答えはしたものの、気味悪さを感じてた。

「そのシャツでわかったよ」そいつは言った。

その時はある地元のコンサートで買ったTシャツを着てたんだけど、地名なんか書かれてないから、その男もコンサートに行ってたかバンドの熱狂的なファンかのどっちかだとわかった。

もう行かないと、と俺が言うと、そいつは「ああ、そうか。じゃあな」と答えた。ちょっと寂しそうな口調だった。

セブン-イレブンかどこか(思い出せない)へ行った後、アパートへ引き返し始めた。
トンネルに着くと、両側の壁際に座ってる人が数人いた。ただ、最初にいた男の姿は見えなかった。それで、ここはホームレスに人気の塒なんだろうとだけ考えた俺は、黙ってトンネルを通過し始めた。

3分の2程通り過ぎたあたりで、座ってた内の何人かが立ち上がってこっちに向かって歩き出した。すぐに何かがおかしい事に気付いたが、俺は逃げ出さなかった。近づいてきた3人くらいの奴らは全員まだかなり若そうに見えた。俺の推測では最年長の子で13~14といったところ。
その中の男の子の一人が俺のところに寄って来て尋ねた。

「北部の子を見張ってろって父ちゃんに言われたんだけど、それって君のこと?」

「下がれよ」と断固とした口調で俺が答えると、別の子(8歳くらい)がこう言った。

「心配いらないよ、僕らは愛あふれるコミュニティだからね」

その子が喋ってる間に、踵を返して走り出した。その時トンネルの向こうにさっきの男がいるのが見えた。
そいつは俺の方に向かって歩きながらこう言った。

「なあ、地元民はここの事をレイプ・トンネルって呼んでるが、必ずしもこうなる必要はないんだぜ」

俺は速攻でそっちに背を向け、みすぼらしい子供たちの横を走り抜けて親戚のアパートに戻った。

うちの母親にこの話をしたけど本当かどうか疑われ、叔父と一緒にトンネルへ行ってみたが、そこには誰もいなかった。
彼女は未だに俺の話を信じてない。

(翻訳元:[Serious] Whats the scariest, creepiest incident you’ve seen but no one believes you? |reddit.com)

この投稿へのコメントと投稿者返信

君には悪いと思うけど、ここ暫くの間に読んだ中で一番笑える話のひとつだったよ。

確かに、何人かの友達に話した時は全員笑いが止まらない状態になったよ。
「何がそんなにおかしいんだよ?!俺はレイプされるか、もっとひどい目に遭ってたかもしれないってのに!」と聞くと、友達の一人がこう言った。
「だってお前さ、頭のおかしいサイコ家族から『コミュニティ』に招待されたのに、断ったってんだろ?」
そいつとは一週間口をきかなかったよ。

3. リザードマン

この話は前にもした事がある。自分がかなり小さい頃に起きた話だ。

俺には何度も繰り返し見る夢があった。リザードマンタイプのモンスターが出てくる夢で、そいつは俺の視界に映るものを見る事が出来た。
だから俺は逃げて、そいつに知られてない場所に隠れるんだけど、そこが安全かどうか確認する為にちらっと周囲を覗き見た途端に自分の居場所がバレてしまうってわけ!
それでその隠れ場を離れて、また新しいところを見つけに行かなきゃいけなくなる─これを何度も何度も繰り返すんだ。文字通りの悪夢だよ。とてもカフカ的なね。

でも、この話の本当に気味の悪い部分はここからだ――

父親にリザードマンの話をした事があった。
完全に血の気が引いた顔で、親父は声を震わせながらこう言った。

「その夢を見たのはイースト・セント・ポールの家に住んでた時か?真裏にアパートが立ち並んでた、あの…?」

俺は言った。

「そう!俺がいつも隠れに行ったのはあそこだよ!…何で知ってんの?!」

そして、自分も全く同じ夢を見たからだ、と親父は言った。

その時の親父の口調のせいか、単純にこの状況自体のせいか、それとも両方なのかはわからないけど、今でもその時の事を考えると鳥肌が立つ。まったくゾッとするよ。

(翻訳元:[Serious] Whats the scariest, creepiest incident you’ve seen but no one believes you? |reddit.com)

4. ジャック・オ・ランタン

まあ後で振り返ってみると怖いって話。
自分は6歳くらいで、ハロウィンに両親と祖父母の家を訪ねてた。そこの玄関先には、テーブルの上にセラミック製のジャック・オ・ランタンが置かれていて、中に小さなキャンドルが入ってた。
それにちょっと興味を持った自分は、表側の窓からじっと眺めてたんだ。

5分かそこら経過した頃、そいつの目の穴の部分から炎が吹き出し始めた。俺は振り返って「カボチャが燃えてる」と言った。

「まあ可愛いこと。それはそういうものなのよ、ハニー」

ふうん、わかった…

それからまた見てた。炎はもう30センチの高さに達している。

「カボチャが燃えてるよ」

この時点で皆はちょっとイライラしてた。

「大丈夫だから」

振り返ると、炎は1メートル近くまで上がっている。

「カボチャが燃えてるってば!」

それでようやく母親が見に来た。

「なんてこと、燃えてるわ!」

家の玄関前に1.5~1.8メートルくらいの焦げ跡と、屋根に大きな煤汚れが残った。俺の事をもうちょっと長く無視してたら、家を失ってたかもしれなかった。
みんな、子供の話を聞こうぜ。

(翻訳元:[Serious] Whats the scariest, creepiest incident you’ve seen but no one believes you? |reddit.com)

5. 見つめる女

祖母ちゃんの家に一晩泊まる事になった。両親が同窓会で片道3時間くらいかかるところに行くのに、帰宅するかわりにホテルに泊まる事に決め、俺を祖母ちゃんの家に置いて行ったんだ。

真夜中に目を覚ますと、ソファの向こうに立った女が俺をじっと見つめていた。

やがて彼女が目の前から文字通り姿を消すまで数時間にも思えるほど長い間、俺は恥ずかしさのあまり、ただそこに黙って座っていた。
まあ実際には長くて10分くらいだったかもしれないけど、まるで一生のように長く感じられた。
未だに誰も信じてくれず、みんな俺が夢でも見てたものと思ってるけど、バッチリ起きてたんだよ。

(翻訳元:[Serious] Whats the scariest, creepiest incident you’ve seen but no one believes you? |reddit.com)

6. 芝ダーツ

この話は5年ほど前にnosleepに投稿した事があるんだけど、これは更に凝縮したバージョン。

俺が12歳、弟が10歳くらいの時に新しい家に引っ越した。そこの地下には、まだ荷物がいくつか収納されたままの、クロールスペース(這って入れる床下のスペース)があった。

弟と俺は、危険すぎて非合法化された、あの昔ながらの芝ダーツセットを発見。セットして遊びだしたんだけど、それがめっちゃ現実離れしたダーツで、投げる度にほぼ毎回誰かに命中するんだ。
ちゃんと狙ったとしても、奇妙というか不自然な方向に飛んでいくもんで、俺たち兄弟は最終的に、二人とも怪我をする羽目になった。

ダーツは母ちゃんが捨ててしまったから、ずっと長い間あれについて考える事もなかったんだけど、19で家を出て初めての自分の家にと、リサイクルショップでソファを購入。1年はいい感じで過ごした。
ある日ソファに横になっている間に金縛り(多分)に遭った俺は、視界の端で枕が飛んで行くのを目撃。動けるようになってからバスルームに駆け込み、顔に水を掛けていたところへ、背後でバスルームのドアが大きな音を立てて閉まった。

俺はなんとか自分の気を落ち着かせると、戻ってソファに座った。その結果、ソファの内側から突き出た何かに刺されて飛び上がった。下を見ると、芝ダーツのスパイクがソファの中身から突き出していた。

実際、それを取り出す為にソファを切り開かないといけなかったし、まったく意味不明だった。

(翻訳元:[Serious] Whats the scariest, creepiest incident you’ve seen but no one believes you? |reddit.com)

芝生上にセットして遊ぶダーツゲーム。
プレイ中に死者・怪我人が続出した為、アメリカとカナダで禁止された。

7. 鏡の中の老人

うちの祖父さんは自分が生まれる前に亡くなっている。

10歳か11歳のある時、大きい方をするのにバスルームへ行った。

手を洗う為に洗面台の前に立ったんだが、ささっと洗うだけのつもりだったので(トイレはバスルームからドア的なモノで仕切られている)電気は点けなかった。バスルームには天窓があり、十分見えるくらいには明るかったから。

それで手を洗い、顔を上げて鏡を見たんだが、自分の姿が見えなかった。そこには、口ひげを生やした老人がこちらを見ている姿が映っていた。俺はその場に突っ立って、少なくとも1分はそいつの顔をじっと見据えてたよ。
その男は見覚えのある、親しみを感じさせる顔をしていた。そして、どこか愛しげに俺を見ていた。

1分ほど経ってから、バスルームを飛び出して家族のいるリビングルームに戻った。家族には見たものについて話さなかった。親友には話したけど、本当に信じてくれたよ。

鏡に映った姿を見ていた時点ではよくわからなかったんだけど、数週間後に家族でアルバムに目を通している時に、祖父さんの写真を見てわかった。あの時俺が見たのは彼だったんだと。

うちのお袋もまた霊能力関係に入れあげていて、俺が6歳くらいの時に霊能力者を家に呼んだ事があった。その女性霊能者は、俺の後をついて回る霊魂を察知したけれど、それは俺を守る者だとお袋に言っていた。

自分が本当に霊やその手のことを信じているのかどうか未だによくわからないが、あの体験は今も鮮明に覚えている。

(翻訳元:[Serious] Whats the scariest, creepiest incident you’ve seen but no one believes you? |reddit.com)

8. 階下の隣人

何年か前のある夜、当時一人暮らのアパートで引っ越し作業をしていた。

その前の5日間を荷物の移動に費やしていて、あとはクローゼットの中のものをいくつか残すのみだった。

クローゼットをほぼ空にしたところで、アイロン台の影に隠れていた内壁に深刻なダメージがある事に気付いた。かなりの部分が欠損していて、クローゼットの床の上にはドライウォールの欠片が少し落ちてた。俺は敷金が戻ってこない可能性がある事を知っていたので、不安になった。

邪魔になるものを全てどけた後で、壁が脱落した先のスペースは、おそらく階下の部屋の同じクローゼットである事に気がついた。前にも全く同じ経験をした事があったので、すぐに鼠の仕業だとわかった。あいつらは何でも食い破ってしまうから。

下に大量に鼠がいるのかどうか、誰かに電話する必要があるかどうかを確かめる為に、懐中電灯を用意した。

穴に頭を突っ込んで点灯したところ、全然綺麗な状態だったよ――ただ、そこにはうちのクローゼットに上がる為に掛けられた梯子があったんだ。

俺は静かにパニックを起こし、懐中電灯をオフにした。(クローゼットの)スペースに下の階から僅かに光が差し込んでいるのがわかったが、まるで自分が懐中電灯をオフにした瞬間にそこに立っていた誰かが移動したかのように、影が動くのが見えた。

俺は梯子を引っ張り上げると(その過程で更に壁にダメージを与えつつ)、その足で外へ逃げ、前の通りを渡ったところにあるデニーズの駐車場で警察に電話した。
電話を切ってすぐ、うちの窓のブラインドの一部が開き、数秒後に再び閉まった。

数分で警察が到着し、階下の住人を逮捕した。
そいつは何とほぼ3年間アパートの部屋から出ておらず、妄想型統合失調症を発症していて、それが原因で俺の外出中にうちの部屋を訪問していた事が判明した。

中でも最悪なのは、引っ越す一年前に遡って、クローゼットから泣きじゃくるような声が聞こえていたのを覚えてるってこと。真夜中に唐突に始まっては止まる、長い泣き声だった。
最後(4年くらい前)に自分が聞いた話では、そいつは起訴されずに厚生施設で生活しているとのことだった。

補足:これがちょと人気投稿になってたっぽいので、いくつか別の詳細を追加。

・時々アパートの部屋中に白や灰色の薄片が落ちてる事には気がついてた。でも天井の漆喰が剥がれ落ちたものだと思ってた。クローゼットに至るまでにあからさまな痕跡が残されていたなんて事はなかったんだけど、穴を通り抜ける際に彼の体にドライウォールが付着した事は間違いないだろう。後で掃き掃除してたんじゃないかと思う。

・一度、暑い日に室内の空気がこもるのを避けようとブラインドを下ろして外出した筈なのに、帰ってきた時には開いていたという事があった。

・初めて入居した時、実際にその男に会った事があったんだけど、そいつは外で階下の隣人だと自己紹介した。どうしてそれを知ってたのかはちょっとよくわからない。いい友人になれるといいな、と言ってたよ。それが彼が自分の部屋から出るのをやめる約1年前のことだ。
事件の日に警察が撮影した彼の写真を見たけど、何だか食べる事もやめてしまったような姿をしていた。物凄く痩せて青褪めていて、気が触れたような顔つきだった。
出会った時の彼は、犬の散歩中のごく普通の男に見えたのに。

(翻訳元:[Serious] Whats the scariest, creepiest incident you’ve seen but no one believes you? |reddit.com)

心霊系から事件事故の目撃談など色々ですが、とりあえず子供の言うことだからと端から疑ってかかるのはやめた方がいいかもしれない。

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