オハイオ州にあるホッキング・ヒルズ・アニマルクリニックの獣医さんは、ある日敷地内の丘を歩いている時に、落ち葉の中に奇妙な模様がある事に気づきます。
よく見てみると、それは何年も前に治療して森に放した亀だったのです。
何故ひと目で同じ亀だとわかったのでしょうか?
それは─
甲羅を修復した素材にあった!
グラスファイバーでコーティングされた甲羅……これは目立つ。
治療した獣医師の投稿
数年前、車に轢かれたハコガメが運び込まれた。
割れてしまった甲羅をファイバーグラスで修復した後、うちの森に放した。
つい最近、丘の斜面を歩いている途中、落ち葉の中にある奇妙な模様が目についた。
驚いたことに、そこにいたのは何年も前のファイバーグラスがついたままの昔の患畜だったんだ!
時に、獣医でいるって最高な事だと思う。
ファイバーグラスが一生ついて回るって知ってたら、もっとカッコよくしたのに!
もっと早い段階で取れるものだと思ってたんだよね。
亀は長寿ですから、これからも再会できる可能性もありますね。
獣医でよかった!と思える瞬間がもしかすると亀なりの恩返しだったのかも?
ある意味竜宮城に案内されるより嬉しい恩返しなのではないでしょうか。
最近はファイバーグラスでの甲羅修復は良くないとされているという意見もあり、成長過程の度合いによっては害になる事もあるようなので、くれぐれも治療は専門の獣医さんにしてもらってください